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実力と感受性ある奏者で、音楽の内面を知的に描き、聴くものを惹き込む​ 古楽誌レビュー(英国)

深く内面性に富む表情から輝かしい技巧に至るまで、大変幅広い表現力豊かな演奏を展開する

​(ニコラス・アンダーソン)BBC Music Magazine​ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

あらゆる観点から、彼女のヘンデル 組曲集はベストな録音の一つと言える

​(ジェット・ディストラー)Gramophone 

小川麻子 略歴

イギリスを中心に活躍する今日最も多様性に富むロンドン在住の鍵盤奏者。チェンバロ、フォルテピアノ、モダンピアノを弾き分け、レパートリーは、バロックから、古典派、ロマン派、現代音楽と幅広い。ソロ、通奏低音、伴奏、室内楽の多方面において豊富な経験を持つ。

チェンバロ奏者として:

ヘンデル組曲集を2023年7月にFirst Hand records レーベルよりレリース。グラモフォン誌では、最も素晴らしいヘンデル組曲集の録音のひとつと絶賛され、BBC Music Magazine でも5つ星の最高位の評価を得た。2020年に同レーベルよりレリースしたバッハの6つのパルティータ全曲アルバムもBBC Music Magazine とインディペンデント紙より4つ星の高評価を得た。ロ ンドン・ヘンデルフェスティバル、ヘンデルミュージアムのコンサートシリーズにレギュラーで出演、またドイツ、ハレのヘンデルフェスティバルにも招かれ、ソロと伴奏の両方でコンサートを行う。その他、ヘンデルのオペラ・アルチーナ(Opera North) 、ヘンデル・メサイア(BBC2テレビ放映)、 BBC Radio 3、ブライトン古楽祭、ブリティッシュ・チェンバロ協会リサイタルシリーズ、エジンバラ のジョージアン・コンサートシリーズ、ロンドン・バッハ・フェスティバルなどにも出演。英国ギルドホール音楽院にて、ニコラス・パール、ジェームズ・ジョンストンの下でチェンバロを学び、 古楽科にてポストグラデュエイト・ディプロマ取得、フェローシップを授与する。卒業後は同学院にて、バロックレパートリーコーチを務め、伴奏科や、歌手の指導にあたった。ヘンデル・コンペティションにて伴奏賞を受賞、国際ブロードウッド・チェンバロ・コンペティションにてファイナリストとなる。その他、ボブ・ヴァン・アスペレン、コリン・ティルニー、ローレンス・カミングスに夏期講習などで師事。フォルテピアノをスティーヴン・ディヴァインに師事。

ピアニストとして

ギルドホール音楽院にて、奨学生として伴奏科で歌曲、室内楽を中心に学び、修士号とポストグラデュエイト・ディプロマを取得。フロイデ・ピアノトリオを結成し、フェローシップを授与、カナダのバンフ国際音楽祭、プルシア・コーヴ国際音楽セミナー、などに招かれ演奏する。また、国際ブラームスコンペティションにて4位、セミファイナリストとなる。これまでに、国際的に活躍する様々な歌手や演奏家達と共演。歌手では、ソプラノのヒラリー・クロニン、スザンナ・ガスパル、メゾソプラノのエロイーズ・マス、テノールのホルヘ・ナヴァッロ、バリトンのジョゼップ・ハモン・オリヴェなど。その他ヴィオラ奏者のマキシム・リサノフ、ヴァイオリニストのイヴォ・スタンコフ、などとも共演している。

岐阜県岐阜市出身。岐阜県立岐阜高等学校卒業。日本教育連盟オーディション全国大会入賞など、数々の国内コンクールで受賞。お茶の水女子大学文教育学部、音楽科演奏家コースにて学士号を取得後、フルブライト奨学生として渡英。英国にてピアノソロをニーナ・ セレダ、ローナン・オホラに師事。室内楽、伴奏法をジョン・ヨーク、イアン・バーンサイド、ロビン・ボーマンに師事。日本ではピアノを矢島紀代子、矢島勝、黒川ちとし、遠藤秀一郎、真下良子に師事。 

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photo by Craig White

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